[山形神室岳やまがたかむろだけ]
1344m
片道:2時間45分
山形神室岳は、すぐ東にそびえる仙台神室の兄弟峰です。その山名は山容がちょうど戦国武将の兜に見えることに由来すると伝わりますが、寧ろ兜のイメージに相応しいのは仙台神室のほうで、山形神室は女性的な優しい姿で、優美にしてたおやかなる山です。しかし、山形盆地からは、そのピークがほんの少し突き出て見えるだけなので、その優雅な姿を見るには目をこらさなければなりません。
展望が良いのは、山頂から少し西に下った場所、初夏であれば山形市街の向こうに朝日連峰や月山の雪を頂いた神々しい姿が眺めることができます。北には、面白山から御所山へと続く稜線が、そして南には蔵王連峰へと続く稜線が、それぞれ雄大な景観を形づくって、奥羽山脈を果てしなく連ねています。
5月~11月

山形神室岳(左)、仙台神室への尾根(中央)、仙台神室岳(右)

車道から登山道への入り口

車道沿いの水場

笹谷峠駐車場

駐車場からの登山口(立て札あり)

登山道へ入ってすぐの広場の分岐(左へ)

笹谷峠からの登山道

貝のハマグリ山頂標識

ハマグリ山を超えた先の岩場1(ロープ有)

ハマグリ山を超えた先の岩場2(ロープ有)

山形神室岳山頂

トンガリ山の山容
関沢・笹谷峠コース ◎片道:2時間45分
関沢ICを笹谷峠方面に降りたところに駐車場があります。暫くは車道に沿って歩くと、笹谷峠(旧道)入口の看板があるので、山へと入ります。途中、2箇所ほど藪化しているところがあるのでご注意を。1時間ほどで笹谷峠に至ります。笹谷峠駐車場から再び登山道に入り、すぐの広場を左へ、ジグザグの坂を登りあげます。登るにしたがって展望が広がります。ハマグリ山を越えたあたりからは、登山道近くには花畑が見られます。東には、仙台神室の、まさに兜をほうふつさせる雄姿を眺めることができます。やがて、目前にトンガリ山が見えてくると、岩場もある急登が始まります。トンガリ山から山形神室までは、穏やかな稜線漫歩であり紅葉の見事なところです。
※笹谷峠からの歩行時間は1時間45分です。
※このほかに山形側からの登山ルートとして、高瀬地区高沢集落から清水峠経由で登る道も有りますが、沢渡りもあるため上中級者向けです。
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