[一念峰(一年峰)いちねんぼう(いちねんぽう)]
470m
片道:1時間
米沢市と高畠町の境に位置する一念峰は、山寺を開山したとされる慈覚大師円仁が開山した霊場です。円仁が貞観二年(860年)、この峰に籠ること一年にして、弟子を残して山寺に移ったので一念(年)峰と称するようになったとの言い伝えがあります。
山形の山には珍しい岩山ですが、長年の風化により岩が削られたことで奇岩・巨岩が多く、その中には幾つか絶景スポットとなっているものもあります。特に山頂となる紙飛ばし岩からは360度のパノラマが広がり、地元の人々を中心に登山客を楽しませてくれる山です。
6月~10月

一念峰山容

登山口

一念峰本堂跡地手前の石灯籠と階段

登山道

機織岩上からの眺望(飯豊・吾妻)

登山道からの山頂

登山道の奇岩(梯子岩と鉄橋子と鉄鎖)

登山道の奇岩(護摩檀岩・釣鐘岩・畳岩)

山頂への登山道

登山道の奇岩(天狗の相撲取り岩)からの山頂の眺め

登山道の奇岩(紙飛ばし岩)の東面絶壁

登山道(紙飛ばし岩から地獄岩へ巻く道)

登山道の奇岩(天狗岩)と最後の登り(鎖場)

山頂からの眺め(蔵王連峰)

山頂の断崖絶壁
一念峰登山コース ◎片道:1時間
周囲に田園風景の広がる上海上集落から登るコースです。説明看板が目印の登山口と道路を挟んだ向かいに3台程度駐車可能なスペースがあります。道なりに進むと、一念峰本堂跡地を過ぎた辺りから徐々に登りとなり奇岩が現れてきます。途中、機織岩・幕岩・天狗の相撲岩が絶景スポット。初心者向けの山ですが、後半は鎖場や鉄梯子を登ったり、岩の間をくぐり抜けるなどバラエティに富んだ登りを楽しめます。最後の紙飛ばし岩は直登はできませんので、左方面に巻く形で地獄岩、天狗岩を経て山頂に至ります。山頂からは北は月山・葉山、東には蔵王をはじめとした宮城の山々、西には朝日連峰、南には飯豊・吾妻の両連峰の雄姿を目にすることができます。
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