祝瓶山は、朝日連峰の南側(長井市・小国町)に位置する山です。そのピラミダルな山容の美しさから、「東北のマッターホルン」とも呼ばれます。
周辺には、広大なブナの極相林が広がり、豊かな森林生態系が残されている地域です。
- 祝瓶山荘コース◎片道:3時間30分~4時間30分
長井市からのコースです。
木地山ダムから林道を北上すると山小屋(祝瓶山荘)があり、そこまでは車で行くことができます。
祝瓶山荘から北上し、野川を渡ってブナ林を進むと、桑住平の分岐に到達します。分岐を左折する方が近道です。
桑住平の分岐を左折し沢を渡ると尾根筋に取り付きます。ここからきつい登りが続きます。見晴らしのよい尾根道をひたすら進むと、最後の難関、標高差100m程を一気に登る急登が待っています。この急登を越えれば祝瓶山山頂です。
桑住平を直進すると、赤鼻尾根へのコースになります。しばらく沢沿いの登山道を進むと赤鼻尾根の急登になります。登りきった赤鼻の分岐を左折します。赤鼻の分岐を右折すると、大玉山、北大玉山、平岩山を通って大朝日岳へ向かう縦走コースです。赤鼻の分岐を左折し、やせた稜線上の登山道を進むと再度分岐があります。右折すれば、小国町の五味沢へ向かうルート、左折すると祝瓶山山頂です。
※祝瓶山荘は長井山岳会所有の山小屋です。通常は施錠されておりますので、使用する場合は、長井山岳会にお問い合わせください。
※木地山ダムから先の林道は、自然災害等で通行不能になることがあります。事前に市役所等に道路状況を確認のうえ、登山計画を立ててください。【アクセス道】未舗装路あり。車高の高い四輪駆動車なら支障はないが普通車の走行は要注意。すれ違い注意。【駐車場】登山口390m手前に未舗装の駐車スペースあり。9台程度。【トイレ】登山口390m手前に汲取りのトイレあり。コンクリートの建物。- 鈴振尾根コース◎片道:3時間30分
- 小国町側の針生平口からの登山ルートです。【アクセス道】未舗装路あり。凹凸はあるが普通車でも支障なく走行可能。【駐車場】登山口直近(6台程度)と110m手前(5台程度)の2か所に駐車スペースあり。【トイレ】あり。駐車スペースにある登山届出の奥に水洗の仮設トイレ。