姥ガ岳は、日本百名山・花の百名山として名高い月山に連なる山です。4月から7月までは、全国でも珍しい夏スキー場としてオープンし、登山期には、雪解けした所から次々と高山植物が咲き始め、斜面いっぱいに広がる花畑が目を楽しませてくれます。
山頂からの眺めも抜群で、360度のパノラマが広がります。月山や湯殿山の眺望に加え、南西には朝日連峰の稜線が広がり、晴れた日には庄内平野、日本海まで見渡すことができます。
- 月山リフトコース◎片道:30分
- 月山ペアリフト上駅からわずか30分で山頂に到着できる、最も手軽なルートです。上駅からは木歩道が整備されており、ニッコウキスゲ、ミヤマウスユキソウなどの高山植物を眺めながら、トレッキング感覚で登山を楽しむことができます。ただし、手軽とは言え7月でも登山道に残雪が見られますので、アイゼン等の滑り止めもご準備ください。アイゼンは月山ペアリフト下駅で貸し出しもしています。
- 姥沢小屋跡コース◎片道:2時間50分
- リフトを使わずに姥沢小屋跡の傍から登るルートです。距離は長いですが、道はしっかりしており、木歩道の区間もあります。リフトに頼らず自分の足で踏破したい方にお勧めです。
姥沢駐車場に車を停めたら、リフト下駅に上がる手前の分岐を表示に従い右折し、登山道へと入ります。途中、沢沿いの湧水で喉を潤しながら、急登をゆっくりと登り上げていきましょう。1時間40分ほどで牛首下分岐に至るので、右折し木歩道を月山方面へと登ると牛首分岐、目の前には月山への最後の登りが広がります。ここを西へ進み、気持ちの良い尾根道をくだった先の金姥分岐を直進すると、じきに山頂です。