小国町伊佐領地区にあり、国道113号線から眺めると美しいピラミダルな山容が特徴的な山です。「昔、この山の頂上に住み村民を困らせていた大鷲を退治した若者が、殿様から知行百石が遣わされた」という言い伝えから「百石山」の名前がついたと云われています。山頂手前の展望台からは眼下に横川ダムと岩向山(がんこうやま)が、その奥には壮大な飯豊連峰の山々を見渡すことができます。
- 百石山登山ルート◎片道:1時間30分
- 登山口の旧伊佐領小学校跡地(校舎は解体済)に駐車可能です。車止めがある舗装された細い道を歩き出すと、まもなく左手に登山口を示す標識が現れるので左折します。10m程で次の標識が出るので右へ進むと、緩やかな杉林を登ります。沢沿いの道を進み、二つの沢が合流する辺りで沢を渡ると、長い急登が始まります。長い登りを我慢し、百石清水で喉を潤し、もう一頑張りすると尾根へと出ます。ここからブナ林に囲まれた尾根沿いの急登を北へ進むこと20~30分で、視界が開ける展望台へと至ります。山頂は展望台から右奥へ進みこと数分、山頂標識があり広場となっていますが、展望はありません。
※積雪期はスノーシュー等の装備を整えた上で、経験者に同行してもらいましょう。また、登山道のとおり進まず山頂へ直進したり、下山時は尻滑りや道具を使うことで歩行時間の短縮が可能です。