米沢市南部に位置する兜山は、上杉家の米沢移封に際し、直江兼続が城下の整備を進めるため、山頂から城下を眺め、屋敷や道路、堰の配置など、現在の市内の基礎ともなる町割りを決めたとされる山です。
登山口から山頂までは短距離ながらも登りが続きますが、山頂からは北側に米沢市内が、東側には吾妻連峰や天元台が一望できます。南北に貫く道路を見てみると、兜山と一直線になっていることが分かり、兼続の功績を現代において直に見ることができます。
- 綱木(つなぎ)コース◎片道:1時間50分
- 駐車場から兜山橋を渡って暫くは林道沿いに歩きます。途中分岐が1箇所ありますが、右を進みます。その後は沢沿いに歩き、崩壊した標識がある分岐は左へ進みます。沢を超え、尾根筋に出ると急登が続き、ロープを伝って登ります。途中藪化となっている場所もありますので、ご注意ください。苦労して登った山頂からの景色は疲れを忘れさせてくれます。天気が良ければ米沢の街並みや吾妻連峰だけでなく、飯豊連峰、朝日連峰等も見渡すことができます。【アクセス道】舗装路【駐車場】登山口から200mほどに未舗装の駐車場あり。20台程度。【トイレ】なし