大境山は山形県と新潟県の県境に位置し、「新潟百名山」にも選出されている山です。県境の稜線を登った先の山頂には360度のパノラマが広がり、南に飯豊連峰、北に朝日連峰、東には蔵王から吾妻連峰を望むことができます。
小国町中田山崎の県道沿いに登山口があり、路側帯に5台程度の駐車が可能です。終始、急登が連続し、湿地帯や山頂手前の池塘(ちとう)付近にはぬかるむ場所もあるので、しっかりした登山靴や長靴での登山をおすすめします。
- 大境山登山ルート◎片道3時間30分
- 県道260号沿い小国町中田山崎の酒屋さんと用水路の間に登山道示す標識があります。用水路の左淵に沿って進んだ先にある標識を左に進み、3本目の標識を右に入ると本格的な登山道となります。湿地帯を通り、小さな沢を渡ると、600m付近までブナとミズナラの林を抜ける幅広い道です。始めこそ緩やかですが、すぐに長い急登になり、山頂までの厳しい道が続きます。県境手前付近になると東から北への展望が開けます。県境からは一旦下り、沢を越えると再び登りとなり稜線へと出ます。ここからは尾根道になりますが、目の前に山頂と思わせる偽ピークが何度も現れるので、強い精神力で持ち堪えてください。山頂の手前には大きな池塘があり、そのふちがぬかるんでいるので注意が必要です。山頂はさほど広さはありませんが、眺望が素晴らしく、これまでの疲れを吹き飛ばす雄大な風景を楽しむことができます。【アクセス道】舗装路【駐車場】登山口直近の県道東側に広い路側帯がある。8台程度。【トイレ】なし