山形市、上山市、南陽市、白鷹町、山辺町に跨る白鷹丘陵の最高峰である白鷹山は、山頂に日本五大虚空蔵のひとつ福満大虚空蔵尊が祀られており、郷土を代表する信仰の山です。旧米沢領の鬼門に位置し、歴代領主の信仰も厚く、名君と言われた上杉治憲の「鷹山」の号はこの山によるものと言われています。
毎年5月13日の「高い山」には各登山口から大勢の登山者が頂上を目指します。また、山形県県民の森のシンボルとして四季を通して多くのトレッキング愛好者が訪れています。
山頂は広く、トイレもあります。天気の良い日は鳥海山を望むこともできます。
- 中山コース ◎片道:1時間30分
- 白鷹町営スキー場から登山道(中山口)に入ります。コース序盤には登山道付近に水芭蕉が群生しており、景色を楽しむことができます。比較的平坦な道が続きますが、登山終盤は急傾斜が存在し、その後、山頂に達します。【アクセス道】舗装路【駐車場】町営スキーに280台程度の駐車場あり。登山口標識から200m先にも10台程度の駐車スペースあり。【トイレ】あり。スキーセンターが開いている時間のみ利用可能。
- 細野・萩野コース ◎片道:1時間40分
- 細野集落を超えた林道の途中から登山道(細野口)に入ります。杉林を抜けると、萩野集落からの登山道(萩野口)と合流します。その後、峰に出ると杉の大木が現れ、往年の参拝道がそのまま残っています。右手にブナ林を見ながら山頂に達します。【アクセス道】舗装路【駐車場】登山口から250mほどの路肩に未舗装の駐車スペースあり。4台程度。【トイレ】なし
- 表参道コース ◎片道:20分
- 石段を登って虚空蔵参りを行う白鷹山登山の最短コースです。古くからの石段が敷かれていますが、急傾斜で滑りやすいので注意する必要があります。
- 大平・白鷹山高原放牧場コース ◎片道:1時間
- 平坦と急登が交互にあり、杉や雑木の中を進むコースです。
白鷹山高原放牧場からの登山道(白鷹山高原放牧場口)と合流すると、緩やかな稜線となり、その後、急傾斜の石段を登ると山頂に達します。 - 嶽原コース◎片道:50分
- 参道の赤い鳥居から登山道(嶽原口)に入ります。登り始めて程なくすると、昭和天皇御成婚を記念して整備された記念林の太く美しい杉並木が荘厳な空気を感じさせてくれます。コース中腹前には水場があり、一息つくことが出来ます。また、季節によって雪椿や額アジサイなどの花も楽しめます。登山終盤は急斜面が存在し、その後、山頂に達します。【アクセス道】舗装路【駐車場】登山口鳥居付近に未舗装の駐車スペースあり。10台程度。【トイレ】登山口直近に水洗トイレあり。トイレットペーパーあり。